先日宮城県多賀城市の東北歴史博物館での講演で東大寺が提供して下さった瑞雲です。
2002年の大仏開眼1250年の法要の時大仏殿上空に現れた鳳凰の雲です。東大寺新聞『華厳』に載っていた画像を東大寺にお願いし、使わせていただく許可をいただきました。他にもたくさん瑞兆現象が起きたのですが、その画像も東大寺からいただきましたのでHPの仏像WORKの項目にUPしました。よかったら見てください。
私は普段は圧倒的にギャラリーや美術館での仕事がほとんどですが、それでも仏像仕事は少ないながらも、時々引き受けています。
おもしろいことに、仏像仕事は仏像が、みちよちゃんちに行きたい!と言って自分で来る気がします。失礼な言い方でしたら、どうかご容赦下さい。でもそんな感じなんです。東大寺の狭川管長も同じようなことを講演で言っていました。やっぱり、そうなんだよね、、。と私も心の中で思いました。
だから仏像仕事はできるだけご要望にお応えしたいといつも思っています。ただいつも思うのだけど、仏像仕事をする場合、鎌倉時代風とか、平安仏の感じでとかどうしても要求されてしまうんだけど、そうじゃあなくて、平成の仏像が彫りたいと思うんです。飛鳥だって、平安だって、鎌倉だってその時は現代美術だったんだよね。やっぱり作るなら平成の仏像だよね。仏像はご縁仕事です。
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北村 (木曜日, 10 5月 2018 09:35)
「そうじゃあなくて、平成の仏像が彫りたいと思うんです。飛鳥だって、平安だって、鎌倉だってその時は現代美術だったんだよね。やっぱり作るなら平成の仏像だよね」確かにと思います。