4月28日(土)から宮城県多賀城市東北歴史博物館で開催っされる『東大寺と東北展』に参加します。東京芸大大学院保存修復技術専攻の終了作品、『俊乗房重源上人像模刻』の作品は東大寺に平成6年に奉納しました。この作品を今回展覧会に出品して下さるようです。
初日10:30より、住職と日本画家の篠崎悠美子さんと歴博の講堂で講演をします。住職とは1月頃から打ち合わせをしました。というのも、東大寺はお水取りという大イベントが2月中旬から3月中旬まであるため、本房内に職員正確にはお坊様達がとても少なくなってしまうため、すべての事務仕事は1か月前倒しの傾向にあります。すっかり忘れていました東大寺時間です。
東大寺は鎌倉時代兵士が焼いてしまった大仏様を再建するため、重源さんが東北を勧進し、金を
提供していただいたご恩が多賀城にあります。その上江戸時代にも同じく大仏再建で、多賀城に協力していただきました。数百年の時を経て今度は東大寺が多賀城のために骨を折る形になったようです。何だかすごい話です。
東北震災の支援のために私がしたことは、少ないお金を寄付することぐらいでした。ほんのちょっぴりだけど、復興支援の展覧会に参加できてうれしいです。
展覧会は6月末まで開催されます。みなさんご高覧宜しくお願いします。
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